■1■2■3■4&234■技術支援アドバイザーによる「ものづくり補助金勉強会」■2022年4月、1日米商事株式会社さまの「〈やまぎん〉SDGs私募債」の発行に伴う山形市への目録贈呈式■2022年4月、投資専門子会社「やまがた協創パートナーズ株式会社」開業■2022年1月、東北の地銀で初となるDX認定事業者に14YAMAGATA BANK地域経済の持続的な成長と地域産業の育成長計初年度の成果当行の強みと目指す方向持続可能な社会の実現へ向けてサステナビリティへの取り組み 長計初年度となった昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大によって影響を受けているお客さまへのご支援に努めるとともに、多角化・高度化するお客さまのニーズに対応し、地域密着型金融の深化を実践すべく、地域経済の活性化に向けた取り組みを強化いたしました。 主な取り組みとしては、持続可能なビジネスモデル構築に向けた構造改革として、山形県内全地区において広域型営業体制への移行を開始しました。各地区に広域的な渉外活動の拠点となる営業部を新設して、地区内の他支店については、預金・為替業務を中心とした窓口営業に特化し、一部店舗では、営業時間の見直しやブランチ・イン・ブランチ方式による移転・統合を実施しました。 法人部門では、コロナ禍の影響を受けているお客さまに向けて、「新型コロナウイルス感染症に関する経営相談窓口」の全店設置、住宅ローンプラザやWEB相談窓口による休日対応を継続して実施したほか、新分野展開や業態転換等に挑戦する企業を対象とした経済産業省「事業再構築補助金」について、申請を検討するお客さまを対象にオンラインセミナーを開催するなど、さまざまな情報提供を行いながら、ポストコロナにおいても持続可能なビジネスモデルの構築に向けた経営アドバイスなどに取り組みました。 世界的にSDGs(持続可能な開発目標)の重要性が高まるなかで、2021年7月より、グループ会社である山銀リース株式会社にて、SDGsに資するリース取引を対象とする「SDGs応援リース」の取り扱いを開始しました。8月からは、私募債発行を通じてお客さまのSDGs達成に向けた取り組みを支援するため、「〈やまぎん〉SDGs私募債」および「〈やまぎん〉環境グリーン私募債」の取り扱いを開始し、今年1月には、お客さまのSDGs達成をサポートする「〈やまぎん〉SDGs経営支援サービス」を開始しました。 地域経済の持続的な成長と地域産業の育成に向けた取り組みとしては、今年1月、事業承継や地域の活性化等に取り組むお客さまに資本性資金の供与が可能な体制を構築すべく、投資専門子会社「やまがた協創パートナーズ株式会社」を設立し、4月に総額30億円の「やまがた協創ファンド1号」を組成し開業いたしました。 また、第20次長期経営計画においてデジタル戦略を策定し、お客さまの利便性向上や事務の効率化を進めておりますが、今年1月には、デジタルによって自らのビジネスを変革する準備が整っている事業者として、東北の地域金融機関では初めて経済産業省より「DX認定事業者」の認定を受けました。デジタル技術を活用した新事業や、店頭・預貸金を中心としたビジネスモデルと、デジタル技術を活用した新事業、新サービスが“共存”するハイブリッド型のDXモデルを構築し、デジタルに対応した組織への成長を目指しております。 当行は、「地域とともに成長発展する」という経営理念のもと、事業活動を通じて、地方創生や地域の持続的発展に貢献してきたほか、環境保全活動や社会貢献活動など、地域におけるサステナビリティを巡る課題に取り組んでまいりました。2021年6月には、加速する気候関連リスクへの取り組みを強化するため、「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」提言への賛同を表明しております。 また、ESG(環境・社会・ガバナンス)の視点は、企業・
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