山形銀行統合報告書2023
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2413234当行の強みと目指す方向INTEGRATED REPORT 202305 2022年6月、広域型営業体制の定着と浸透を目的とした階層別会議「サテライト店長会議」の様子  2022年12月、リンカーズ株式会社と連携しビジネスマッチ1ングのプラットフォーム「やまぎんビジネスマッチングサービス」の取り扱いを開始  2023年3月、〈やまぎん〉ものづくり技術力向上支援プログラム(MSP)の取り組みが、内閣府「地方創生に資する金融機関等の特徴的な取り組み事例」に選出され、地方創生担当大臣表彰を受賞  2023年4月、事業者向けデジタル化支援サービス「〈やまぎん〉Mikatanoシリーズ」の取り扱いを開始地域経済の持続的な成長と地域産業の育成―長計2年目の成果 新型コロナウイルス感染拡大によって影響を受けているお客さまへの支援に継続して努めるとともに、多様化・高度化するお客さまのニーズに対応し、地域密着型金融を深化させるべく、地域経済の活性化に向けた取り組みを強化しました。 主な取り組みとしては、持続可能なビジネスモデル構築に向けた構造改革として、山形県内全地区において広域型営業体制での営業を開始しました。広域型営業体制の目的は、「効率的な店舗ネットワークの構築」と「人員集約による人財育成および営業力の強化」を両立させることにあります。広域型営業体制は、これまでの店舗体制を根本から変える全く新しい取り組みであります。機能を最大限に発揮するために、導入目的を再認識するとともに、店舗や各役職の役割を正しく理解したうえで、サービスの質の向上を実現してまいります。 法人部門では、喫緊の課題となっている事業承継について、聴き取り内容をもとに分析レポートを作成し、今後の対策に関する情報提供を無料で行う「やまぎん事業承継診断」を2022年5月より開始しました。また、2022年12月には、お客さまの販路拡大や経営課題解決へ向けて、SaaS型プラットフォームによるビジネスマッチングサービス「やまぎんBMS」を導入するなど、持続可能なビジネスモデルの構築に向け、多面的な経営支援に努めました。あわせて、〈やまぎん〉法人インターネットバンキング「ネットEB」の機能拡充や、複数金融機関の取引をインターネット経由で利用できるマルチバンクサービス「Biz Hawk Eye」(NTTデータ提供)の取り扱いを開始するなど、非対面サービスの拡充を図りました。 個人部門では、コロナ禍に対応した非対面サービスの拡充として、2022年4月よりWEB完結型対象ローンを拡大し、「〈やまぎん〉教育ローン」、「〈やまぎん〉サンクスローン」、「〈やまぎん〉フリーローン(借換コース:旧おまとめコース)」をインターネット上でもご契約可能な商品へと変更しました。また、2022年11月からは、お客さまに代わって専用投資信託を組み合わせて運用を行う、株式会社ウエルス・スクエアが提供する投資一任運用サービス「ファンドラップ」の取り扱いを開始しました。 地方創生の取り組みについては、2012年7月より「山形成長戦略プロジェクト」をスタートさせており、2017年2月からは、地域経済の持続的な成長と地域産業の育成に向け、専門機関と協働で製造業の課題解決に取り組む「〈やまぎん〉ものづくり技術力向上

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